エルゴノミクスマウスは、本当に疲れない?腱鞘炎予防に効果的?10年間の人体実験(実体験)レビュー。

こんにちは。長谷川亜由美です。

職業病(ウェブサイト制作)と言ってしまえばそれまでですが、私は万年腱鞘炎(けんしょうえん)です。

いえ、 腱鞘炎でした。

このエントリーを最初に公開した、2011年当時は、たった1時間マウスを握っているだけで、右肩が上がらなくなるぐらいにひどかったんです。

いま(2022年10月)は、まったく問題なく、痛くありません!

もし、エルゴノミクスマウスを使って、逆に腕が痛いとか、疲れるという方は、おそらくサイズ感があっていないのだと思います。

とくにすでに腱鞘炎などで痛みが出ている場合、できるだけ握るときの力を抜いた状態で使えるマウスを選ぶことが重要です。

今日は、私の10年におよぶ、エルゴノミクスマウス遍歴をご紹介しますね。選び方の参考になるとうれしいです。

結論から言います!私のオススメエルゴノミクスマウスと、3つのオススメポイント

10年に及ぶ検証の結果、オススメできる商品はこの2点です。クリックするときに、音が出るか出ないかの違いだけ。お好みでお選びください。

サンワダイレクトのエルゴノミクスマウス オススメポイントは以下の3つ!

  1. ほかのエルゴノミクスマウスと比較して、壊れにくい!
  2. 女性の小さい手でも握りやすく、比較的小回りが効く!
  3. なんといっても、価格がリーズナブル!

私がなぜ、サンワダイレクトのエルゴノミクスマウスに落ち着いたのか、以下で解説しています。

気になる方は、ぜひご覧ください。10年間のエルゴノミクスマウス遍歴を、商品とともにご紹介します。

はじめてのエルゴノミクスマウスと、10年間のマウス遍歴(サンワダイレクトに落ち着いた理由)

はじめてエルゴノミクスマウスを購入したのが、2011年。写真の左側のマウスです。

いまはもう販売されていませんが、海外メーカーかな、サンワダイレクトで購入しました。

使い始めの数時間は、若干とまどいましたが、人間の自然な握り方を採用したこのマウスを使いだしたら、まったくといっていいほど、腕の痛みがなくなりました。これは驚きでした!

手首をひねらないんだから、当然といえば当然かも。

親指の近くに、ブラウザなどで使う、進むボタン、戻るボタンもあるので、操作性も快適です。

「カチッ」とクリックするときのタッチも、私好みだったのでよかったです。

あまり固すぎると、また疲れの元ですし。

しかし、マウスはしょせん、消耗品。

使用頻度も高いため、けっこうすぐに壊れます。

とくに、スクロールボタンのローラーが、動かなくなるんですね。

次に購入したのが、サンワダイレクト製らしいエルゴノミクスマウス。

これは、めちゃくちゃ不良品でした。。。

1ヶ月もたたないうちに、スクロールボタンが回転しなくなるんです。

幸い、Amazonで購入していたので、交換してもらいましたが、3回ぐらい交換したでしょうか。。。

交換しても交換しても、全部同じ症状で壊れる!

そのときの販売ロット、全部がダメだったんでしょうね。

あきらめて、しばらく普通のマウスに戻しました。

バッファローの有線光学式Sサイズ。私の場合、握りが小さいほうが手首に負担がかからないと思っていたからです。

2年ほど使ったでしょうか。

すると、、、なんと、四十肩を発症!2016年8月のことです。

右手が(正確には右肩が)かなり内に巻いてしまって、見た目に腕も内側にねじれてしまっていたんです。

あきらかに、右手。マウスの影響であることは、火を見るよりあきらかでした。

そのときに、どれだけ痛かったか?はこちらの記事でインタビューしてもらってます。

リハビリの先生とも相談して、やはりマウスをエルゴノミクスに戻すことに。

そのとき買ったのがこちら。VESSELのエルゴノミクスマウスです。

たぶん、2011年に購入したのと同じような気がしましたが

四十肩で、肩も腕も痛むからなのか、なんだか使い勝手がイマイチです。

チカラをいれないと、うまく動かなくって。

かえって、腕がこわばる気がしました。

痛みの軽減も大事ですが、仕事の効率はもっと大事。

そこで、次に購入したのがこちら。またまた、サンワダイレクトの製品です。

これは、手首を乗せるリストレストがマウスにくっついており、手首の角度が絶妙に保てるため、四十肩のリハビリ中は、かなりお世話になりました。

思い出にひとつだけ残してあるので、写真とってみました。こんなふうに、手首がのるので、ムダにチカラが入りません。

このマウスのおかげで、だいぶ手首への負担が減ったと思います。

手首の負担が減るということは、腕までの角度がなくなるということなので、腕のチカラがいい感じに抜けるため、緊張しなくなりますよね。

それでもやはり、スクロールボタン(ホイール)が壊れ、同じマウスを3回も、買い直しました。

ホントに、マウスのスクロールボタンって、長持ちしないんですよね!私のせいか?

あまりにも故障が続くので、別のマウスを探します。

今度も、サンワダイレクト。2018年8月に購入しました。

↓手首にやさしいエルゴノミクスマウス(ワイヤレス)

正直、いままで使った中で、いちばんの使いごこちです!

小さめで、握りがいいんですよね。しかもワイヤレス。

いまのところ(2022年10月現在)、ホイールも故障せず、快適に使い続けています。

でも、壊れていないものの、静音タイプの赤が発売されたので、つい買っちゃいました。

いままでより、クリックするときのタッチが、優しくなっているようです。

前は「カチッ」と音がしていますが、新しいものは、音がしません。これは好みだけど、私は物足りなさを感じました。押した感が・・・ない。

サイレントマウスをお探しの方には、オススメです!

サンワダイレクトのエルゴノミクスマウス 効果に関する口コミ

握ることで抜群の安定感を得ることができるエルゴノミクスマウス

今までま、サンワサプライの400-MA036を使っていたのですが、何となく違和感を感じるようになり買い替えを決意しました。

買い替えに当たり、色々なマウスを試してみようと思い、使いやすそうと感じたマウスをまとめて購入して使ってみました。

購入したのは、

ぺリックス PERIMICE-513
400-MA114
MA-ERG7
MA-ERG9
400-MA092

です。

そして、使い比べて400-MA092が、断トツで使いやすかったです。

他のマウスは、山形の三角形の形状で下に行くほど広がっている形状です。

そのため、薬指に力を入れて握るということができず、操作する時の安定性に欠けます。

しかし、400-MA092は薬指が当たる部分がへこんだ形状になっています。

そのため、親指と薬指でマウスをしっかりと挟み込んで握ることができるので操作時の安定感がまるで違います。

400-MA092の握りやすさに慣れたら、もう他のマウスは使えそうにありせまん。

気になったことは、マウスのクッリク音が金属的な音なので、周囲に響きやすいということです。

クリック音がでない静音タイプを発売してほしいです。

職場で使用するために、無線型を購入しました。

自宅で使用するために、Bluetooth型も購入しました。

Bluetoothが使えれば、Bluetooth型を購入したほうがよいと思います。

静音タイプが出たので購入してみました。

音が静かでです。

特に戻る進むボタンの音がとても静かになっています。

今、購入するなら、絶対に静音タイプがお勧めです。

https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1VK3YHL4687R0/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B083VRQBBN

このマウスは独特の形状になっていますが、2980円でこれだけの使いやすいマウスに出会うとは思っておりませんでした。

家電批評という雑誌で紹介されていて高評価だったので買ってみて使用していますが、普通のマウスに戻れません。

このマウスにしてからは会社用にも買って使っています。手の小さな女性より、男性向きかもしれません。

ぜひ、興味のある方は手に取ってみて下さい。

https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R30XIYX49WU2QK/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B083VRQBBN


サンワダイレクトのエルゴノミクスマウスをさらに使いやすくする優れもの

ついでに、エルゴノミクスマウスと一緒に購入したのが、超大型リストレスト。

超大型リストレスト エルゴノミクス 低反発 [200-TOK012]【サンワダイレクト限定品】

実は、このリストレストが、めちゃくちゃ機能的!

72センチと長いので、キーボードもマウスも、このリストレストひとつで済みます。わざわざキーボード用、マウス用と、2つ買う必要がないんです。

そして、かたさもちょうどいい!(個人的感想です。もっと固めが好きな方もいると思います)

逆に、このリストレストと組み合わせないと、エルゴノミクスマウスは、やや使いにくいかも。

手首に角度をつけないのが、快適に使うポイントなので、エルゴノミクスマウスには、リストレストは必須でしょう。

エルゴノミクスマウスと超長いリストレストの組み合わせのおかげで、手首からいい感じにチカラが抜けました。

腱鞘炎の痛みは、長いこと味わっていません。

(ただし、四十肩は2016年から右肩も左肩も患っており、2022年10月現在完治せず。職業病とあきらめています)

ただし、このリストレスト。

汚れても洗えないというか、洗いにくいので、なにか布を巻いて使うといいと思います。

私は、夏場とか、汗ばむことも原因なのかもしれませんが、リストレスト(ポリエステル部分)にふれる腕の部分が、肌荒れしてしまったんです。

そこで、シルク100%の布を巻いてみたところ、まったく肌荒れしなくなったので、ぜひお試しください。まぁタオルでもいいかもね。

ストール タイシルクストール シルク100%

どうせなら、キーボードもエルゴノミクスにしたい!

実は、私。2011年に、マウスのみならず、キーボードもエルゴノミクスに変更しています。

初代はこれ。Microsoft製です。

ややカーブしているぐらいで 、疲れに対する効果はよくわかりませんでしたが

慣れてしまうとほかのキーボードが使えなくなるもので、結局7~8年かけて、2台を使い倒しました。

壊れることはないんですけど、使用頻度が高いので、キーボードの文字が薄くなって消えちゃったり、なんか薄汚れてくるのが気になって。

3台目を購入しようかというタイミングの、2018年の暮れに、こちらのエルゴノミクスキーボードに変更。

↓Microsoft(マイクロソフト) ワイヤレスキーボード 5KV-00006 (5KV00006)

見た目もかなり、エルゴノミクスな感じ!分離したテンキーもついているのがありがたいです。

なれるまでは、タイプミスの連続でしたが、半年たって、ようやく自分の手になじんだ気がします。

手首をへんにねじらずにタイプできますので、全体的にラクですね、やっぱり!

ただし・・・手首をのせるあたりが、手垢やら汗やらで汚れます

とりはずせないから、洗うわけにいかないですしねぇ・・・

濡れた布で拭いたりしていますが、黒かったはずの箇所がだんだん白くなっていくのは、ちょっといただけない。

2022年10月現在、すでに2台目に突入して1年が経ちますが、どんなにがんばっても、写真のように汚れて白くなります…黒だからなおさら?

解消法はなさそうなので、我慢するしかないですね…

それか、手首に、テニスで使うような汗取りリストバンドをはめて仕事をするとかどうでしょう?

チャレンジした方いらしたら、結果をお知らせください笑

番外編:エルゴノミクスキーボードだからって、なんでもいいわけじゃないよの話

でも、実はもう1台、別のエルゴノミクスキーボードを試してみたくて、他社の製品に手を出してみたんです。

わりと期待をこめて。8,000円くらいでしたが・・・

期待以上にクソでした(笑)

空腹時にテイクアウトのお弁当買ってきて、ワクワク三昧でフタを開けたら、中身がカラッポだったくらいの絶望感です。

一瞬で「空虚」が自分を包み込みます。

あなたもきっと、自分のバカバカ!そう、叫ばずにはいられない瞬間を味わうことでしょう。

名前出せませんけど(ホントは被害者を作らないために書きたいけどぐっとガマン)、つくりはおもちゃみたいだし、打ちにくいし、余計に腕がいたくなる感じ。楽天のレビュー信用できなーーーい!!

買ったばかりですが、捨てたい・・・

メルカリに出品するのも、申し訳ないくらいです。

楽天市場で「エルゴノミクス キーボード」で検索したら、どんどこ出てくる、商品です。

有線タイプと無線タイプがあるけど、どっちもダメなので、ホントご注意くださいね。メンブレン式なのが、余計に使いにくさを加速している気がします。

やっぱりエルゴノミクスキーボードは、どんなに値段が高くても、Microsoft製がいいですよ。

絶対、オススメです!

まとめ

いま腱鞘炎でお悩みの方は、一度、サンワダイレクトのエルゴノミクスマウスと、ながーいリストレストを使ってみてはいかがでしょうか。

ただ、デザイナーとかで、マウスで微細な動作を要求される方にとっては、どうかな、わかりません。

試すしかないですよね。

私の場合、10年間検証した結果、腱鞘炎予防に効果あり!という結論に至りました。

ダジャレじゃないよ。

サンワダイレクト エルゴノミクスマウスの購入先はこちらです。

静音タイプがいい人はこちら。ホントに静かです。

合わせて買いたい超大型リストレスト。

投稿者プロフィール

長谷川さん
長谷川さん
長谷川亜由美|女性向けサイトリニューアルの専門家|webと文章のコンサルタント|株式会社AKDを経営して15年目の人。

暮らしのちょっとした不便をなくし、快適で豊かにするための商品を比較したり、検証したりするのが趣味。オススメ飲食店の紹介や、映画をもっと楽しく見るためのレビューも得意。どうせなら記録に残そうと思い、自分で書いているのがこの雑記ブログ「長谷川さんが書いてます」です。