もらっても、すぐに捨てられちゃうゴミ名刺

こんにちは。長谷川亜由美です。

わたしが初めて名刺を手にしたのは、18歳のとき。

就職先の旅行代理店でつくってもらったものです。

なんか、スナックのおねーさま名刺と勘違いしたのか

角丸、ちょっとミニサイズ、用紙は和紙でした・・・

海外にも行くので、裏面は、英語バージョン。

自分の名前と、会社の連絡先があるだけの名刺。

同業者の方の名刺も、似たりよったり。

ちょっと違いがあるとすれば、ロゴがあるかないかぐらい。

旅館の営業の方ぐらいかな、顔写真が入っていたのは。それもごくマレに。

そんな、なんの特徴もない名刺を差し出してきた人でも

「確実に覚えろ!」と指令をくだした上司を、よく呪いました。

覚えられるわけないじゃんっ!

それでも、自分なりに努力はしました。

顔写真の入っていない名刺の場合は、あとで似顔絵を描いたり

どんな話をしたか書き留めたり。

似ても似つかないような、似顔絵を描いたって

よけい混乱するばかりでしたが。

なんで名刺に写真を入れてないんだろうって、真剣に思っていましたので

あるとき、自分の名刺に写真を入れてほしいって、頼みました。

しかし、印刷がバカみたいに高くなるからという理由で却下。

金か。金が問題かっ!

その点いまはいい時代ですよね。

フルカラーだろうが、写真入りだろうが、自分でプリントできちゃうんだから。

さて、ここからが本題です。

そんないい時代にも、かかわらず、この名刺は、いったいどうしたというのでしょう。

20年前から、なんの進歩もないように見えますよ。

これらは、「ライター」と名乗る人たちの名刺です。

みんな、バカのひとつ覚えみたいに「ライター」と書いてあります。

写真も入っていません。

誰になんの仕事を頼めと?

残念ながら、やる気ないのかな? って思っちゃいますよね。

せめて、得意分野のひとつでも書くべきでは?

私にはこの6枚の名刺の違いがわかりません。

全部同じに見えます。

選ばれない名刺は、仕事がとれない名刺。

選ばれない名刺をもっている自分は、誰からも選ばれない。

名刺が捨てられたら、自分が捨てられたのと同じ。

早くそのことに気づいたほうがいいと思います。

こんな名刺で、人に覚えてもらおうなんて、ムシが良すぎです。

昔は、物覚えの悪い自分がいけないんだと、思っていましたが、いまは違います。

ひとに覚えられる努力をしないほうに、非がある。

そう思っています。

少しでも、覚えてもらえる努力をするべきです。